症状は?
腰椎椎間板ヘルニア治療前の状態
それは突然のことでした。
仕事柄、重い機材を運んだり中腰の姿勢での作業が多く、さらに趣味がスキーとマウンテンバイクと、腰に負担のかかる要素満載だった私は、ここ数年腰痛に悩まされていました。しかし自分の身体への過信から、あまり深刻に考えず、何の対策もせずに仕事や趣味に打ち込んでしまっていました。
ある朝、出勤のために身仕度している際、急に腰に電気が走ったような違和感を感じると、みるみるうちに腰と臀部、右脚全体に痺れが襲ってきて、そのあまりの痛みについに動けなくなってしまったのです。
数日後、右足を引きずりながら、激痛に耐え死ぬ思いで病院に行くと、MRIで腰椎椎間板ヘルニア(L4、L5間)との診断。とりあえず絶対安静で様子を見ましょう、との事。
ちなみにブロック注射は、その場凌ぎだと感じ断りました。
仕事にも出れず、痛み止めの内服薬と湿布で、じっと痛みと痺れを我慢すること約1ヶ月。ようやく腰と臀部の痛みと痺れは多少は軽くなったものの、右足に痺れが残り、つま先や足裏の感覚が麻痺しており、また力が入らないために、以前のように歩くことが出来なくなってしまっていたのです。
その後、整形外科で相談すると、もし回復しないようなら最悪手術もありうるとのことでした。
しかし、自分なりに調べてみると、ヘルニアの手術後に再発した事例もあり、今ひとつ信じられないというのが本音でした。
他に何か良い手はないかと悩んでいた時に、知人に勧められたのが骨法整体でした。
治療およびその後の経過
知人も長年ヘルニアで苦しみ、数々の整体やカイロプラクティックで効果が出ず、ようやくたどり着いた骨法整体で良くなったとのこと。それならと思い、自分もお世話になる事にしました。
電車やバスの揺れや振動に耐え、通った初日のことは忘れられません。
ガチガチになっていた腰がずいぶんと軽く、ずいぶん動かせるようになり、右足の痺れもだいぶ治まり、感覚と力が戻ってきていました。
そして帰りの電車やバスの揺れや振動を苦痛に感じなくなっていたのです。
通い始めてもうじき2ヶ月になりますが、今では痛みも痺れも全くと言って良いほどなくなり、ヘルニア発症前と比べても腰は楽になってきています。
ヘルニアになってしまったのは、身体のケアを怠った自分のミスだということを痛感し、これからは骨法整体で定期的にケアして頂き常に良い状態を保ち、安心して暮らしていきたいと思います。
当院からの一言
初回にMRIを確認しましたが、L4〜L5間のヘルニア以外にも、L2〜L3間、L3〜L4間に椎間板の膨張も感じられました。
そのままいくと、その箇所もヘルニアになる可能性がありましたが、体験談にもあるように初回から大きな改善があり、前屈も膝に手をつきながらゆっくりでも出来なかった状態が、普通に前屈出来る所までになり、日常的な動きの痛みは無くなりましたので今後の経過観察をしたいと思います。