武士道セミナー


平成16年〜17年、武士道セミナー「ルネッサンス・オブ・武士道」が、開講されました。
「武士道はどのように活用されるべきなのか」をテーマの中心に据え、一般の方に多数御参加頂きました。

ある回は、アメリカの7年間の「占領政策」による、日本人の「アイデンティティー破壊」のお話でした。
日本人の牙を抜いたこの「占領政策」を理解することが、日本人が日本人足りえる為の第一歩ではないでしょうか。

現代に生きる我々は様々な悩みを抱えています。
不安要素を挙げれば限りがありません。

武士道セミナー

先の見えない不安に人々の心はとまどい、そして荒れ、うつ病が流行し、一昔前には考えられなかった犯罪や事件が多発しています。これは戦後、近代主義こそが至上の価値と理解させられ(悪い意味でアメリカナイズされ)、日本人が持つ本来の性格を失いつつあることに原因があるのではないでしょうか。

そんな中、多くの人々は「武士道」に期待を寄せています。
それが自分達の心の拠り所であることに気づき始めたからです。

 

しかし、そもそも武士道とは何なのか。

 

現代に生きる日本人も、心の奥底にある侍としての記憶を明確な論理で刺激されることにより、様々なことについて考え始め、精神的基盤を作り、この閉塞した社会状況を突破する元気が湧いてくるのではないでしょうか。


武士道セミナー参加者の声

 私は「日本史(中世史)」を今現在大学院で研究している者ですが、専門家で無い武道家の武士道ということで、ある種の偏見があったと思います。完全に覆され、ショック状態です。
 特に武士道を、超歴史的な価値観で説明される昨今の著作にはウンザリしていました。また、多少とも、戦国時代と徳川時代の武士道に相違があることを記しているものが有っても、かなり感性的なもので相違の論点がぼやけています。

 それに反し、武士の生活領域を4次元に区別して、
1.家の統治権者=領地の所有者としてのサムライ
2.主君と家臣という主従制のなかのサムライ
3.合戦と軍制のなかのサムライ
4.階級集団としてのサムライ

この区別と統合という、立体的な観点からサムライの実像に迫り、なおかつ、この4次元の変化という座標軸を使って武士道の歴史的変化を説明するという方法論は、革命的手法で本当に驚きです。次回が楽しみです。

橋本さん


日本人はサムライ精神を心の奥に閉じ込めてしまっているだけで、自分自身の殻を破る勇気さえあれば、きっと昔のサムライ精神に近づけると思いました。
利己主義、物質唯一主義に捉われている内は人間は成長しないと感じました。

荒んでいる今の社会に生き、暮らす自分達が本当の幸福を感じるのは、やはり魂に伝わる人間の喜怒哀楽でコミニュケーションに他ならないと感じました。

一人一人がしっかりと自分に責任を持ち誇りを持って歩むべきと心に思いました。有難うございました。

                                          古井さん


 戦後7年間占領されていた事は聞いた事がありましたがGHQによってあれだけの検閲が行われていたとは知りませんでした。
 日本人の誇り、アイデンティティを喪失させるための占領軍の政策は今の日本を考えると成功したという事がわかります。

  現代の私たちはその事をわかっていないとこれからよくない方向に進んでいくとあらためて思いました。。。
  戦前と戦後の日本人の違いについて自分も感じた事があるのですが、職場で70代、80代の戦前の教育を受けた人と戦後の教育を受けた人と接してずいぶん違いを感じます。

  戦前の人はもともと日本人がもっていた礼儀や感謝の気持ちを持っていますが、戦後の人はかなりの年代の人でもそういうものが薄れていると思います。
  これから自分達は日本人のアイデンティティを取り戻していかなければいけない、自立性をもって外国とも接していかなければ世界中から馬鹿にされる国になってしまうと思いました。

佐藤さん


 武士道と現代日本を照らしていただき、改めて現代の矛盾を痛感させられました。

 特にアメリカの徹底した占領政策は10年前の戦後50年でほぼ完成したように感じられ、60年に当る今を見ると更に揺るぎの無い物になりまた今後もその手を緩めるつもりは毛頭なさそうです。

 日本人が2000年来培ってき、武士の起こりから更にその質を高めた日本人の日本人たる精神がこれほど見事に破壊されたのは最初のたったの7年間にいかに物凄い事を、巧妙に、時に強引に、また徹底的にされたかを物語っていると思います。

 その例として「検閲」を挙げて下さいましたが、それと同時に昭和20年9月22日の「初期対日方針」の日付が気になりました。
  9月22日は明治天皇の誕生日だったと思います。
新暦の11月3日では憲法公布及び文化の日の制定、昭和23年12月23日の今上天皇の誕生日には「A級戦犯」の絞首刑など、日本にとって誇らしい日は全て屈辱的な日に変え、また、昭和天皇に関する日には着手せずいわば「間接的」な日を選び、当時の日本人を刺激し過ぎないように、それでいて確実に馴染み深い日を自分達アメリカの色に染めていく手法は見事と言うほかありません。

 こうしたまさに地道な戦略が実を結び、現代幼児国家日本を形成しその中で我々は、あーでもない、こーでもないと踊らされているのだと分かってきました。
 「封建的」「近代的」という言葉など、60年前に決められた物を有難く使っている事からもそれが伺えます。。。

野村さん


 武士が生きていた時代ではない、大東亜戦争の戦中、戦後のお話から、そこへ武士道を結びつけて先生がお話されて、それによって武士道というものの、時代を超える普遍性というものを意識する事ができましたし、また武士道の核心ということでお話されました「自尊」という観念の意味を知ることで、つまりは現在の日本のように、米追従の、米依存型の体質では、とても「自尊」という観念を持つことは不可能である、ということを知ることが出来ました。

 個人にあてはめるのであれば、経済的に自分以外の、会社や企業、保護的な組織に依存して生きているうちは、真の意味での独立、自立(自律)心を発揮する事もなく、沈み込んでしまうという事であると感じました。

田原さん


 第二次大戦後のアメリカによる検閲には、大変驚きました。

 日本人らしさ、美意識をじわじわと壊し、アメリカに対して反抗出来ない様にしようとした事、そして、それを成功させた事。今、この現実を踏まえて改めて日本人らしさ、を考えずには居られなくなりました。

 武士道セミナーに参加するたび、自分が日本や日本人に対しての誇りが少しづつ増えていくのを感じます。

山田さん


日本武道傳骨法會
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